雰囲気は好きですし丸尾漫画にしては読みやすいです。若干老け専の私は犬神博士がカッコ良くてわりと萌えます(笑)。
なぜか話がしり切れとんぼなのですが、これはわざとなのか作者が続編を断念したパターンなのでしょうか。
カッコイイし話も味があるのに雰囲気だけで読者に丸投げパターンが気に入らないので星-2です。
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犬神博士 コミック – 1994/8/22
丸尾 末広
(著)
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◆迅速発送を心がけております◆クリスタルパックに包装して厚めの封筒に入れて発送致します◆表紙に若干のスレがありますが、紙面の状態は概ね良好です。【検品担当者より】若干の使用感・スレがありますが、その他は問題なく概ねキレイな状態です。丁寧な検品、迅速な発送を心がけておりますが、万が一不備があった場合の返金対応も承っておりますので、その際はご連絡宜しくお願い致します。
- 本の長さ182ページ
- 言語日本語
- 出版社秋田書店
- 発売日1994/8/22
- ISBN-104253103790
- ISBN-13978-4253103794
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登録情報
- 出版社 : 秋田書店 (1994/8/22)
- 発売日 : 1994/8/22
- 言語 : 日本語
- コミック : 182ページ
- ISBN-10 : 4253103790
- ISBN-13 : 978-4253103794
- Amazon 売れ筋ランキング: - 260,592位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年6月2日に日本でレビュー済み
丸尾氏80年代のエログロナンセンス作品とは別ジャンル。理不尽さはあまりなく、安心して読める(丸尾作品の中では)。
式神王子や犬神博士は外法なれど外道ではないので、読後はヒーローもののようにスッキリする。劇画とイラストの融合した丸尾流曼陀羅がふんだんに拝める活劇シーンが最高にかっこいい!久々に興奮した!
犬神博士がメインキャラクターなのだが多くは語られず、相対する外道たちの身の上が丹念に描写される。
世の中の成分を抽出してみれば、犬神成分より外道成分の方が多いかも。彼らが滅びる様を見て安心するのは、己の身内にもある外道を虫下しして貰った気分になるからかも?
式神王子や犬神博士は外法なれど外道ではないので、読後はヒーローもののようにスッキリする。劇画とイラストの融合した丸尾流曼陀羅がふんだんに拝める活劇シーンが最高にかっこいい!久々に興奮した!
犬神博士がメインキャラクターなのだが多くは語られず、相対する外道たちの身の上が丹念に描写される。
世の中の成分を抽出してみれば、犬神成分より外道成分の方が多いかも。彼らが滅びる様を見て安心するのは、己の身内にもある外道を虫下しして貰った気分になるからかも?
2011年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は1988年に「江戸昭和競作 無惨絵―英名二十八衆句」を花輪和一と共著で出版したが、この本も「無惨絵」の伝統の下に描かれている。これに「陰陽道」と「憑きもの」信仰をミックスさせたものがこの本であるといえるだろう。
話は犬神博士が邪悪な宗教者ないし呪術師に苦しめられている者の前に現われ、彼らと呪的な戦いを繰り広げる。その中に猟奇的なモチーフや凄惨な死の場面が描きこまれるのだが、著者が狙っているのはいかに戦慄すべき場面を作り出し、それをいかに描くかで、ストーリーはさほど重視されていない。
初出は1991〜1994年の漫画雑誌「ヤングチャンピオン」で、著者35〜38才の作品で線描のしっかりした絵は脂の乗った迫力がある。
話は犬神博士が邪悪な宗教者ないし呪術師に苦しめられている者の前に現われ、彼らと呪的な戦いを繰り広げる。その中に猟奇的なモチーフや凄惨な死の場面が描きこまれるのだが、著者が狙っているのはいかに戦慄すべき場面を作り出し、それをいかに描くかで、ストーリーはさほど重視されていない。
初出は1991〜1994年の漫画雑誌「ヤングチャンピオン」で、著者35〜38才の作品で線描のしっかりした絵は脂の乗った迫力がある。
2014年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ちびまる子ちゃんの「丸尾くん」のネタ元で、アクの強い耽美なエログロで他の追随を許さない異端漫画家「丸尾末広」氏。
氏の描いたかなり一般向けの無難なオカルトアクション。
意外にも、主人公の呪い屋で式神使いの、犬神博士こと「犬飼」老人の、
縛った長い白髪、黒衣のスーツ・ソフト帽姿はベタにかっこいいです。
読み切りの第一話のアブノーマルっぷり・インパクトが一番のってますね。
後の連載になってしまうと、丸尾氏の個性と一般向け伝奇アクションのバランスがいまいち良くないように思えます。
これが描かれた頃は、伝奇オカルト漫画の良作が大量に出た頃なので、丸尾氏に同ジャンルを描かせても、分が悪いようです。
ストーリーは、犬飼老人、ダークヒーローというには悪人寄りの非道な仕事もしてますし、人を呪わば穴二つ、因果応報、
暗示する展開通りに後味悪いというか独特の余韻を残す終わり方です。
氏の描いたかなり一般向けの無難なオカルトアクション。
意外にも、主人公の呪い屋で式神使いの、犬神博士こと「犬飼」老人の、
縛った長い白髪、黒衣のスーツ・ソフト帽姿はベタにかっこいいです。
読み切りの第一話のアブノーマルっぷり・インパクトが一番のってますね。
後の連載になってしまうと、丸尾氏の個性と一般向け伝奇アクションのバランスがいまいち良くないように思えます。
これが描かれた頃は、伝奇オカルト漫画の良作が大量に出た頃なので、丸尾氏に同ジャンルを描かせても、分が悪いようです。
ストーリーは、犬飼老人、ダークヒーローというには悪人寄りの非道な仕事もしてますし、人を呪わば穴二つ、因果応報、
暗示する展開通りに後味悪いというか独特の余韻を残す終わり方です。
2006年9月15日に日本でレビュー済み
この哀愁はなんでしょうや。懐かしい風景?現代に生きる弱者の視点? かなり複雑な心持にさせられる作品です。全体の構造がシッカリしています。読みやすいですよ!
2010年10月16日に日本でレビュー済み
他のエログロ丸尾作品を読んでいると、少々物足りなさを感じてしまう。
しかしストーリーもしっかりしており、漫画らしい漫画として人に勧めやすい作品。
しかしストーリーもしっかりしており、漫画らしい漫画として人に勧めやすい作品。
2010年12月8日に日本でレビュー済み
丸尾作品は初めてだったからとりあえず犬神博士が読みやすそうなので買ってみた。
グロ要素も少ないしストーリーも単純なほうなので、買って失敗したかなと思ったけれど、読めば読むほど彼の絵の魅力に引き込まれていったし、人間の心の闇を上手に表現していると思った。十分にオススメできる作品です!!
グロ要素も少ないしストーリーも単純なほうなので、買って失敗したかなと思ったけれど、読めば読むほど彼の絵の魅力に引き込まれていったし、人間の心の闇を上手に表現していると思った。十分にオススメできる作品です!!
2003年9月29日に日本でレビュー済み
日本の土俗的な浪漫の世界の、魅惑と恐怖を漫画化できる、描線と感性を一身に体現する天才丸尾末広。呪術という目に見えない世界が、視覚化されている。現代の奇観である。俗悪キッチュにして、気品のある惨美な絵。その目で体験して頂かないと、分からないだろう。物語も波瀾万丈、驚天動地。竹中直人主演の映画化を切に望む。